ラグジュアリー空間に愛される座布団の秘密 – 京ものストア
ラグジュアリー空間に愛される座布団の秘密
2019.06.21

フォーシーズンズホテル京都をはじめ多くのラグジュエリーホテルや新感覚の旅館、料理店で利用されているのが洛中高岡屋の座布団。和モダンなテイストのインテリアにマッチするデザイン性と確かな職人技が、この実績を生んでいます。

おもてなしの伝統

京座布団は、昔からつちかってきたさりげない生活の知恵ともいえる「おもてなしの心」を持った、伝統の技を駆使した手作りだからこそ長く座っても疲れにくくじっくり体に馴染んでゆくのだそうです。

洛中高岡屋では熟練した職人が、一枚一枚丁寧に手作りで仕立てる京座布団には3つの大きな特色があるといいます。

座布団の中央に施されているとじ。京座布団以外の座布団はほとんど十字とじですが、京座布団は「三方とじ」。お客様に座布団を出す際に前とうしろを間違えて失礼にならないよう京座布団の三方とじは、とじの一方が座布団の前を指しているとも言われています。

座布団の四角に施されている房。京座布団の房は、座布団の角のわたをつかむ様に施されています。これは、座布団の角からわたが抜けにくくするという伝統の技。刀や鎧、袱紗(ふくさ)や相撲の土俵にも邪気を祓うために房があります。座布団にもいつしかそこに座る人に邪気が入り込まないように房が付けられたということです。 京座布団は、裏面は平らで表面はカマボコの様に中央が盛り上がっています。
これには、中央の体重がかかる部分はわたを多めに入れ、ヘタリにくくするという伝統の技だといいます。

職人技が支えるモダンデザイン

洛中高岡屋はこうした京座布団の伝統を守りながら、インテリアとして楽しいデザインとフォルムを生み出しています。

もちろん座布団づくりの工程は、職人達が代々受け継いできたふとん作りの技を用いたものです。

生地の裁断は職人が裁ちばさみで丁寧に切るので、1枚からのオーダーも可能なのです。また座布団作りでは、わた入れ、仕上げの工程が座布団の良し悪しを左右するといいます。

わた入れ
 わたにはわたの目(繊維の方向)があり、裂けやすい方向と裂けにくい方向があるため、強度を増すために、わたの目が互い違いになるように重ねたり、中央部は、特にヘタリにくくするために、わたを多く重ねるなど、職人が1枚1枚手作業で行っていきます。
わた入れ
わたにはわたの目(繊維の方向)があり、裂けやすい方向と裂けにくい方向があるため、強度を増すために、わたの目が互い違いになるように重ねたり、中央部は、特にヘタリにくくするために、わたを多く重ねるなど、職人が1枚1枚手作業で行っていきます。
絎け(くけ)
 綿入れ口を手縫いで絎けます。絎けとは縫い目が表に出ないように生地を縫い合わせる手法のことです。
絎け(くけ)
綿入れ口を手縫いで絎けます。絎けとは縫い目が表に出ないように生地を縫い合わせる手法のことです。
綴じ
 座布団の中央にある綴じはわたが片寄るのを防ぐために施します。綴じの形はデザインにマッチしたものにしています。
綴じ
座布団の中央にある綴じはわたが片寄るのを防ぐために施します。綴じの形はデザインにマッチしたものにしています。
洛中髙岡屋 おじゃみ座布団
「おじゃみ」とは関西でお手玉を指す言葉。4枚の長方形の布を縫い合わせて立体に仕立てる古人の知恵と美意識が生んだ玩具です。そんな日本の形を、高度な熟練の技で座布団として今に蘇えらせました。角をキッチリ出しながら座り心地を考えてワタを詰めるのは職人の熟練の技です。
商品明細 : おじゃみ座布団
材質・仕様: ふとん側地:綿100%、詰めもの:綿70%ポリエステル30%
サイズ(約):直径約40cm

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洛中髙岡屋 せんべい座布団
洛中髙岡屋 せんべい座布団
熟練の職人が1枚1枚丁寧にわたを詰めた直径1mの円形の座布団です。お部屋に敷いてエリアラグとしても使えます。
商品明細 :  せんべい座布団1枚。
材質・仕様: ふとん側地:綿100%  詰めもの:綿70%ポリエステル30%
サイズ(約): 直径約100cm
価格 10,000円+税

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株式会社 高岡

〒600-8331 

京都市下京区五条通油小路東入ル金東横町242

TEL:075-341-2251

https://www.takaoka-kyoto.jp