
かわいいはぎれを、もっとかわいく
京都・清水寺近くの茶わん坂として知られる五条坂にかわいい布小物が並ぶ店があります。茶わん坂の由来は16世紀後半にこの五条坂一帯ではじまった金、赤、青に彩色された清水焼発祥の地であり、多くの名工を生み出すと共に陶器店が集まった焼き物の街となったからです。茶わん坂は名刹・清水寺の参道でもあり、古くから陶器だけでなく様々な伝統工芸品やお土産展が並ぶ一体となりました。
この茶わん坂に店を構える一布や(IPPUYA)は、きものや風呂敷に使われるちりめん生地を普段使いできる小物にして人気を博しています。
「かわいいはぎれを、もっともっとかわいくしたい」という思いで作っているという小物は、じつは合繊の着物のはぎれ。いろんなところでいろんな人たちが使った残り布なのです。そんなはぎれが、かわいくて捨てられなくて、リボンにしたり、巾着を作ったりしているうちに、こんなものを作ってみてというリクエストがあり、お客様の声に応えている内に小物がたくさん生まれお店を構えるに至ったといいます。

「こんな雑貨がカワイイ」と工房では職人さんが楽しみながら、ひとつひとつ手作りしています。

楽しさとこだわり
一布やでは、一つ一つの布を少しでもかわいくと、はぎれを小物やバッグへと変身させます。同じ生地を使っていても職人ひとりひとりの思いで、いろいろなパッチワークができあがるので、ひとつひとつが違った顔をもつ1点ものなのです。
どの布とどれを組み合わせればかわいくなるか、工房の職人さんたちは楽しみながら作っているといいます。生み出される商品は巾着やトートバッグ、ポーチからテーブルセンターなどのインテリアまで多種多彩。こうした中から生まれたヒット商品に舞妓さんボトルカバーがあります。
京都らしい舞妓の着物を再現したボトルカバー。ワインボトルに被せればパーティの素敵な演出に最高でしょう。この商品では、「褄を取る」という舞妓さんが歩くときに着物の裾を持ち上げる仕草やおしろいを塗った首が綺麗に見えるようにという「襟を抜く」という着付け、舞妓姿の特徴である「赤い長襦袢」、西陣織を使った「だらり結びの帯」と細かなディティールまでこだわって仕上げられています。
舞妓姿をモチーフにした商品は数多くありますが、こうしたこだわりが評価されて日本商工会議所と全国観光土産品連盟によるNIPPON OMIYAGE AWARDで日本商店連盟会長賞やふるさと祭り東京2016で各国審査員賞(アメリカ)を受賞しています。

ひとつひとつ丁寧に手間を掛けて仕上げています。

舞妓さんならではの造形と彩りを大切に、伝統の技術でひとつひとつ手作りしています。お祝いの席で、パーティーの会場で、大切な方へのへのプレゼントに、舞妓さんをボトルカバーにアレンジした京・華つつみは様々なシーンで活躍致します。
720~750mlサイズのワインや焼酎、日本酒のボトルに被せるだけのボトルカバーです。

羽織袴に日本刀を差した侍やさくらの刺繍をワンポイントにいれたかわいらしい着物をイメージした和装のボトルカバーです。
一布や
〒605-0846
京都市東山区五条橋東6丁目540-16
TEL : 075-532-2484